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お客様からのご質問 Vol.7

カリウムの多い海藻類を使う場合の調理の工夫について

弊社通信販売カタログ「おいしい365日」 2020秋・冬号のアンケートにお答えいただいた方からご質問をいただきました。

質問者(おじいさん)

昆布やひじき等のカリウムの多い食品を使う場合の調理の工夫が知りたいです。(北海道 男性)

回答者(女性)

血清カリウム値が高い時には、カリウムの摂取に気をつけるように言われることがあります。昆布やひじきなどの海藻類には、カリウムが多く含まれています。同じ海藻類でも種類によって栄養成分値が異なります。また、「生」、「乾燥」、「茹で」などの状態によっても異なります。特に干したものはカリウムが多い傾向にあります。

海藻類のカリウム含有量

食品名 1食分の目安量(g) カリウム(mg)
刻み昆布(乾) 5(戻すと約15g) 410
とろろ昆布(削り昆布) 5(戻すと約00g) 240
ひじき(乾) 5(戻すと約45g) 320
ひじき(茹で) 45(戻すと約00g) 072
わかめ(生) 10(戻すと約00g) 073
乾燥わかめ(素干し) 1.7(戻すと約10g) 088
カットわかめ(乾) 0.8(戻すと約10g) 004

日本食品標準成分表2015年版(七訂)で計算

カリウムの多い海藻類を食事に取り入れる際のひと工夫をご紹介いたします。

1.成分表で確認する

調理する際には成分表などで含有量を確認し、食べる量を調整するようにしましょう。

2.茹でこぼす

海藻類を茹でこぼすことでお湯にカリウムが溶け出るため、カリウムを減らすことができます。ゆで汁には溶け出したカリウムが多く含まれているため、ゆで汁は捨てて使いましょう。

3.海藻の一部をカリウムの少ない食品に置きかえる

海藻の使用量を減らし、減らした分をカリウムの少ない食品に置きかえることでカリウムを減らすことができます。例えば、ひじきの煮物の場合、ひじきの使用量を減らし、その分、にんじんを加えることで、かさは減らさず、カリウム量を抑えることができます。

4.昆布だしを使用している場合はカリウムの少ないだしを選択する

昆布から取っただしは、かつお節やにぼしから取ったものに比べて、カリウムが多く含まれています。昆布だし以外のだしにかえることでカリウム量を抑えることができます。

だし汁のカリウム含有量

食品名 目安量(g) カリウム(mg)
昆布だし 100g 140
かつおだし 026
合わせだし(かつお 2:昆布 1) 063
煮干しだし 025

日本食品標準成分表2015年版(七訂)で計算

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