CKDの
食事療法を学ぶ
食材についての情報 Vol.3
そば その1
大晦日といえば“年越しそば”ですよね。
「そばのように細く長く家運や寿命がのびることを願った」ことから、一年の締めくくりにおそばをいただく風習があります。
今回のコラムではそばに関する情報をお届けいたします。
「そば」は、穀物のそばの実を原料とするそば粉を用いて麺状に加工したものですが、古くはそばの実をそのまま粥にしたり、そばの実を砕いてお湯でこねた「そばがき」として食されてきました。細長く切られた麺の形状、いわゆる「そば切り」となった歴史は意外に浅く、江戸時代の少し前からといわれているようです。現在は、単に「そば」と言う場合、通常は「そば切り」を指します。
慢性腎臓病では腎臓病の進行を遅らせるために、「適切なたんぱく質“量”に制限」することが大切です。たんぱく質の多い食品といえば肉、魚、卵などの動物性食品を思い浮かべる方も多いと思いますが、主食であるごはん、パン、麺類などにもたんぱく質が含まれています。
普通ごはん(180g) | 食パン 6枚切り1枚(60g) | ゆでそば(200g) |
4.5g | 5.6g | 9.6g |
参考:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
意外にもそばはごはんよりたんぱく質が多く、例えば、市販のゆでそば1食(200g)には10gほどのたんぱく質が含まれますので、摂取する際には注意が必要です。主食からたんぱく質を10gも摂ってしまうと、おかずにたんぱく質をまわすことができません。また、たんぱく質を抑えるために主食の量を減らしてしまうとエネルギーが不足して、低栄養に陥ることもあります。
そこで紹介したいのが、たんぱく質を調整しながらもエネルギーが確保できるげんたそばです。
・消費者庁許可の特別用途食品です。 ・食塩を使わず独自の技術により美味しく仕上げました。 ・コシのあるそばです。 ・1人分の目安量100g(入り袋)が3袋入っています。 |
げんたそば※1と市販のそば※2の栄養成分比較(ゆで麺200g当たり)
製品名 |
エネルギー |
たんぱく質 |
カリウム |
リン |
食塩相当量 |
げんたそば |
228 |
1.6 |
16.6 |
28.8 |
0~0.02 |
市販のそば |
228 |
9.6 |
26 |
144 |
0.2 |
※1:強火で7分間ゆでた麺の参考値(乾麺100gをゆでると、およそ200gのゆで麺になります。)
※2:日本食品標準成分表2015年版(七訂)の「干しそば ゆで」
上表の通り、ゆでそば1食200g当たりのエネルギーは同程度ですが、たんぱく質量は市販のそば9.6gに対して、げんたそばは1.6gとわずかです。
主食から摂取するたんぱく質を減らすことで、その分のたんぱく質をおかずにまわすことができ、良質なたんぱく質を含む肉、魚、卵などを摂ることができます。
皆さんは年越しそばに何をトッピングされますか? えびの天ぷら、かき揚げ、ニシン、油揚げ、卵などトッピングの種類はさまざまですが、ご自身の1日のたんぱく質量に合わせてお好みのものをお楽しみください。
次回は、げんたそばについての豆知識をご紹介いたします。お楽しみください。
げんたそばと成分調整つゆの素げんたつゆを使用した年越しそばのレシピはこちら
⇒げんたそばと”げんたつゆ”を使った年越しそば(PDF/72KB)
今回のレシピで使用した商品のご紹介
⇒ げんたそば
⇒ げんたつゆ