CKDの
食事療法を学ぶ
お客様からのご質問 Vol.3
お客様からのご質問 Vol.3
弊社通信販売カタログ「おいしい365日 2018春・夏号」のアンケートにお答えいただいた方から魚の缶詰について、ご質問をいただきました。
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レシピを度々参考にして作っています。材料についてお願いがあります。今、さば缶、鮭缶等が注目されています。もちろん水煮缶を使いたいのですが、今後の機会にレシピの中に取り上げていただけたら幸いです。食材としてはどうでしょうか?
(岐阜県に住む女性の方より)
魚の缶詰はスーパー、コンビニでも手軽に購入でき、そのまま食べられるので常備しておけば調理も手間も省けて便利ですよね。種類も豊富で魚の種類ではさば、さけ、いわしなどがあり、味付けも塩、しょうゆ、みそなど様々なタイプのものが販売されています。
最近ではテレビなどでよくさば缶が紹介されたり、さば缶を使ったレシピ本も本屋さんで見かけるようになりました。さば缶の「水煮」タイプは、頭部、内臓等を除去した魚体を適当な大きさに切断し、食塩水とともに缶詰にしたものです。下表のとおり塩分を多く含みますが、その塩分をうまく活用しながら食べる量を調節していただくと、低たんぱく食事療法をしている方でも召し上がることができます。
参考:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
さばの栄養成分値(100g当たり) 食品名 エネルギー
(kcal)たんぱく質
(g)カリウム
(mg)リン
(mg)食塩相当量
(g)備考 さば・まさば
―生247 20.6 330 220 0.3 さば(缶詰)
―水煮190 20.9 260 190 0.9 液汁を除
いたもの参考:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
缶詰を使用する時のポイント
●たんぱく質、食塩を多く含みますので、一回に食べる量は加減しましょう。
●食塩を多く含みますので、味付けには減塩調味料を上手に活用しましょう。
●一度開けた缶詰の中身は別の容器に移して、冷蔵庫で保管し、早めに召し上がってください。
食事療法は継続することが大切です。手軽な市販品も上手に利用しながら、負担にならないように毎日の食事を楽しみましょう。
「作ってみよう おいしいレシピ」でさば水煮缶を使用した主食のレシピ「さば缶でチャーハン」、「さば缶サンド」をご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。