CKDの
食事療法を学ぶ
食品成分表を見ながら
低たんぱく食事療法を深く理解しましょう
食事療法を継続するために、食材の栄養成分を知ることは重要です!
食材の栄養成分は、食品成分表で確認することができます。※医師の指導の下で行ってください。
質が重要だから
“良質なたんぱく質”摂取を!
同じ量のたんぱく質でも“質”が悪ければ老廃物となって体内に蓄積されますが、質がよければ効率よく身体の構成成分となります。
単にたんぱく質を控えるだけでなく限られた中でも、“良質なたんぱく質”が含まれる食品を選びましょう
良質なたんぱく質の割合を増やすには?
たんぱく質を制限するために食事量を減らしてしまうとエネルギーが不足し、やせてしまいます。
低たんぱく食事療法では、適切なたんぱく質量に制限すると同時に、十分なエネルギーを確保することが大切です。主食をたんぱく質調整食品に置きかえることで、エネルギーを減らすことなく、おかずの量が増やせて良質なたんぱく質の割合を増やすことができます。
主食をたんぱく質調整食品にかえると!
なぜ、「カリウム制限」が必要なの?
腎機能が低下すると、体の外に排出されるはずのカリウムが体に溜まり、高カリウム血症を引き起こしやすくなります。高カリウム血症は不整脈や心臓麻痺の原因にもなります。
腎臓病の治療ではカリウムの摂取を制限することがあります。医師からカリウム摂取制限の指示を受けたら、カリウムの摂取に注意しましょう。たんぱく質が多い食品はカリウムも多い傾向にあります。たんぱく質制限をするとカリウム制限にもつながります。
なぜ、「リン制限」が必要なの?
腎機能の低下により、リンが体に蓄積されると骨がもろくなったり、血管が硬くなります。たんぱく質が多い食品はリンも多い傾向にあり、たんぱく質制限をするとリン制限にもつながります。また、たんぱく質調整食品を使うことで、リンの摂取量も控えることができます。